アフタヌーン2012年5月号 無限の住人ネタバレ感想③(女性向け)

アフタヌーン5月号感想ネタバレ感想③です。全ッ力でッ妄想おおおおーーーッ!
※女性向表現を含みますので注意です。

今回からカテゴリーに「アフタヌーン感想(女性向)」を追加。過去の女性向け感想も全てこちらに移動しました。


・前回の感想で「来月は心足シーンが有るかも!」と書いておりましたが、私が甘かったです。もう心足シーンが有るとか無いとかのレベルではなく最初から最期までオール心足でした。素晴らしいです。いや本当、一般向けの普通の感想書いてても自然に心足になってたよ!困っちゃうよ!(本気)
微に入り細を穿つ心足感想レツゴー!(拳を振り上げながら)

・「御岳斬って逃げれば良かった」と弱音を吐く心兵。あまりに自然に言ってるからスルーしそうになりましたが、ここでの心兵の思考回路が「御岳と足江進が戦ってる間に一人でさっさと逃げれば良かった」ではなく「御岳を斬って(つまり足江進と一緒に)逃げれば良かった」となっているのが凄いと思うのですよ。「もう遅い」といっても、心兵1人が逃げる隙ならまだ有るはずなのに、それは選択肢に無い訳ですよ。足江進を置いて逃げるという考えは1ミリも頭に無いんですよ。そして同時に、足江進が自分を置いて1人で逃げる訳が無いと素で思ってる訳ですよ。自分と足江進は行動を共にしていて当然だと言わんばかりですよ。とんだ心足ですよ。最初から全開ですよ。どうしようこの三つ編みめが!
・1度は絶望しかけましたが、諦めずに槇絵に立ち向かおうとする足江進の姿を見て再び戦う気力を取り戻す心兵。心兵は足江進を見てるだけで活力が沸き上がるという事ですね了解しました。
・足江進の横には同じように諦めてない御岳が居るはずなんですがスルーですか。御岳は眼中にないようです。
・様子を見ただけで「そうだな足江進」と、まるで足江進の心を見透かしたかのような心兵の台詞。船上でのやりとりでは「目と目で通じあえる」様を見せつけた2人でしたが、今回は「一心同体」にまでレベルアップしたようです。
・足江進の方は心兵が絶望しかけている事に気づかないまま戦ってます。もしかしたら、実は過去にも心兵は何回も(戦闘でも日常生活でも)諦めそうになった事が有ったんだけど、そのたびに足江進を眺めては勝手に回復してきたもんだから、足江進は心兵が「今絶望しかけている状態」だと気づいた事が無いのか?足江進の中で心兵は「物凄く心が強い男」という設定になってるのかも。
・いや、描写が無いだけで足江進も心兵を見て気力を取り戻していたのかも知れません(やはり御岳無視)。蹴り飛ばされ諦めそうになった時、心兵が槇絵に向かっていく姿を見て「わかったよ心兵」と心の中で呟き、気力を回復する足江進→足江進が槇絵に向かっていくのを見て「そうだな足江進」と回復する心兵→心兵が槇絵に向かっていく姿を見てry→エンドレス波状攻撃完成。な・・・なるほど・・・!

・でも感想①で、この時の足江進の心理状態を「荒篠を本国に帰すために絶望している暇が無かった」と考察しましたが、これを当てはめるならこのシーンは「荒篠で頭いっぱい&自分に見向きもしない足江進を見て妄想で自力回復する心兵」という悲しすぎる有り様に早変わりです。あれ心足どこ行った(汗)
・空蛇を振り回す様子を見て驚く御岳と面はゆがる心兵。御岳そのポジション代われパート2。心兵(の武器)の意外な一面を見てびっくりしつつ感心する足江進と、そんな足江進に照れる心兵とか見たかったです先生!物凄く萌え可愛いと思うんですよ!
・と思ったけどよく考えたら「めったに他人に見せない奥の手を既に知っている」間柄の方が親密かつ萌え度数が高いと気づきました。心兵にとって足江進は、下手をすると自分の命に関わる事になる「奥の手」を見せられる相手な訳ですよ。お互いに隠し事の無い仲なのです。
・出島の琉球人にヌンチャクを習ったという心兵の過去。当時はまだ髪とか剃ってなくて、慣れてないから振り回したヌンチャクが自分に当たって全身痣だらけとかなのかと思うと微笑ましすぎる。

鎖国中で唯一外国人を受け入れていた出島。出島といえばオランダ人。という訳で実際の出島の仕組みとか船の運航状況とか時系列とかのあらゆる事実を丸ごと無視して「修行中の心兵と、仕事の為に寄港した船の乗組員足江進が出島でニアミス」妄想。心足の為なら歴史も時空も曲げてやんよ!(真剣)足江進はこの後遭難し、色々ありすぎて「出島で見た辺な棒を持った奴」の事なんか思い出す暇がなく、心兵は異人の見分けがつかない&片目の足江進の印象が強すぎて過去に見た異人の中に足江進が居たとは思いもしないという。「両目が揃った足江進の顔を一度見てみたかったな・・・」とか漠然と思ってるけど実は覚えてないだけで昔見た事が有るんだよ心兵は。妄想妄想。
・30数える間は槇絵を封殺すると足江進に伝える心兵。日本語判らないけど心兵の伝えたい事だけは理解出来るとか・・・!
勝又→日本語わからないんた
吐→「?」
心兵→完全理解
この3人の中では一番簡単な日本語を口にしていた筈なのに「ワカリマセン」でスルーされた勝又・・・いちいち敵の言葉まで理解しなくてもいいと判断しただけかも知れませんが。
・足江進は言葉が判らない分、表情や雰囲気を観察して相手の伝えたい事を読み取っているのだと思いますが、そうすると意志疎通の為には常に相手の顔を注視しなくてはならない、例え「今日の晩飯は玉子かけご飯だぞ足江進」という簡単な会話であっても、その言葉を理解する為には心兵の表情や行動を見ていなくてはいけないし、心兵も何かを足江進に伝える為には自分の表情や行動をハッキリ見せなくてはいけない・・・つまり意志疎通をする為に毎日毎日何回も何回も見つめ合ってきたという事に!?

・一応ひらがなで話してあげてる。
・まあ心兵じゃなくても、吐だろうが燎だろうが一般人だろうが足江進が相手の顔をじっと見なくてはいけない事に変わりは無いのですが(理解出来るかどうかは別として)。もしかして足江進はこの5年間、無意識に各方面に誤解を与えてきていたんじゃなかろうか・・・。ゴロツキに 「ジロジロ見るんじゃねえゴルァ」と絡まれたり、茶屋の娘に勘違いされたり等々。
・足江進が生きた心兵の顔をじっくり見るのはこのシーンが最後なんですよね・・・(泣)
・成功率は低くても、やれることは全てやろうと全力な2人。お互いに信頼しあってるからこその戦い。
・左足を切り落とされる心兵・・・(泣)ここで無理矢理「片足を失った状態で生き延びた時の心兵の人生を考える企画」スタート!まず戦いが終わった後、安堵と疲労そして左足の痛みで(戦ってる最中は必死すぎて痛みを感じる隙が無かった)倒れ込む心兵。そんな心兵に肩を貸す足江進。水戸から江戸に帰る間も、思うように動けない心兵を色々気遣ってくれるはず。左足以外は無事なのでヌンチャクは振るえるけど、今までのように動き回るような戦い方は難しくなる(全く戦えない訳では無いと思いますが)。

・無罪放免となった後は御岳の口利きで寺子屋の先生とかやればいいんじゃ無かろうか。日本語が判らない足江進は、話さなくても出来る職人系の仕事、かんざし作りとかを始めてみてはどうでしょう。センス良さそうだし、日本人には出来ない発想で作られたデザインが珍しいと話題になればいいさ。あ、2人は一緒に住んでます当然。
・槍で突くにしても、一歩間違えれば回転する刃が自分に当たりかねないのに「叩き込め」と叫ぶ心兵。それだけ必死だったのでしょうが、同時に足江進の槍扱いの精度を信頼しているという事ですか。
・そして足江進の首に御岳ブーメランが・・・役に立たない所か足引っ張りやがって(黒)
・心兵が最後に見た足江進は、苦痛と驚きで表情を歪ませ力無く倒れる姿だったのでしょうか・・・(泣)
・ここでの心兵が、「何やってんだ!」とイラつく訳でもなく、「早くしろ!」と怒る訳でもなく、「足江進・・・?」と不安&心配の表情を浮かべているのがもうね。お前の最優先事項は足江進の状況なのかよと。いや心兵としては「槇絵を完全に押さえたがらしばらくは大丈夫」という気でいたからそういった余裕(油断)が生まれたのでしょうけど。
・心兵が最後に口にした言葉は足江進の名前でした・・・29巻が出たら、今まで心兵が何回「足江進」と口にして来たか数えてみようかな。
・昔(まだ全員生きてた頃)、「旅の途中の戦いで足江進が先に退場。その後常陸での逸刀流との最後の戦いの中、つい癖で『行くぞ足江進』と言ってしまい、足江進が既ににいない現実に喪失感を覚え動揺する心兵」という妄想してました・・・
・風景がゆっくりに見える・・・最後の最後まで、間に合わなかった足江進を責める事無く倒れる心兵・・・男前すぎる。
・心兵は散々足江進の名前を呼んできたというのに、足江進が心兵を呼ぶシーンはついに一度も有りませんでしたね。力が入らず声が出なかっただけで、足江進だって心兵の名前を叫びたかったのではと思いますが(涙)多分オランダ訛で「シンヘー」と呼んでたはず(妄想)でもオランダ人的には「ドマ」の方が発音しやすいのか?身近にオランダ出身の方がいないから判りませんが。
・御岳ブーメランのせいとはいえ、自分が間に合わなかった為に目の前で心兵の首が切り落とされる風景を見る事になってしまった足江進の心中はどんな物だったのかと想像すると辛すぎる。心兵が首を斬られてから足江進が頭を飛ばされるまでの間は実際にはほんの数秒なのでしょうけど、その数秒の間に足江進の心は苦しさ、混乱、焦燥、不安、恐怖、喪失、悔しさ、悲しさ、寂しさ、といった感情が渦巻き、その後 諦め、達観、謝罪、受容、肯定、感謝 と変化していったのでは。感情の渦が激しすぎる数秒。
・日本に流れ着いてからの足江進の心は、荒篠と心兵によって支えられていたのではと思うのですよ。この2人が居なければ足江進は物理的にも精神的にも生きて来れなかっただろうし、足江進にとって2人は絶対に失いたくない相手、大切さの種類が違うからどっちがより大切かなんて比べられないほど大きな存在なのではないでしょうか。いや荒篠の腕が斬られた時には「ヤバイ!心兵ふられる!」とか書いてましたが(笑)。立場上いつ死んでもおかしくないし、最悪の出来事に対して覚悟はしていただろうけど、覚悟しているからといって悲しくない訳は無いと思うのですよ・・・
・最期に思い浮かべるのはレウへの謝罪の言葉。心足主義の私ですが、もしここで足江進が思い浮かべる相手が心兵だったらそれは「違う」と思うのですよ。八宗足江進という人物は荒篠獅子也を後回しにしてはいけない。決して心兵を軽視している訳ではないし、大切な相手と思っているけど、 極限では(自然に)恩人である荒篠が心に浮かぶ、それが八宗足江進であると思います。個人的に。
・でも日本を受け入れられなかった足江進が、その日本を「面白い国」と受け止められるまでになった要因の一つが心兵の存在だったら嬉しいですよね。「日本人は好きじゃないけど心兵は別」とか「心兵が居るなら日本で生きるのも悪くないかな」とか考えてたかも知れませんよ。
・しかしその心兵は日本人じゃない可能性も有りますが(笑)
・足江進のバンダナがいつ外れるのかとワクワクしてたのですが、最後まで取れませんでしたね。バンダナどころか頭ごと(泣)。過去話的にはあのバンダナの下にはかなり大きな傷が有るはずなのですが。寝てる間も外さなかったし、傷を人目にさらしたくないのでしょうね。
・常にバンダナを目深に巻き長い前髪を垂らしている足江進の素のままの顔(バンダナをはずして前髪を上げた状態の顔)を見た事がある人間は、日本では荒篠と心兵しかいないのかと思うと萌え萌えしますね・・・!正確に言えば足江進を袋叩きにした農民とか治療した医者とかも見ていたのでしょうけど。あとたんぽぽも、実際には見てなくてもあの超眼力によって足江進の素の顔を見極めてるかもしれない(笑)

・いきなり過去妄想→数年前、何かのきっかけで荒篠&足江進と出会った心兵。荒篠は普通に紳士的に心兵と接するけど、足江進は完全無視。むしろ避けてる。心兵もそんな足江進とは積極的に関わろうとはしない。しかしゴロツキに絡まれたり裏稼業の依頼で戦いに巻き込まれたりして何回か一緒に戦いの修羅場をくぐり抜けるうちに、割と息が合う事が判ってきて、お互い少しづつ打ち解けていく。出会ってから一年経った頃にはだいぶ気を許しあえるように。そんなある日の朝、井戸に向かった心兵の目の前に素の顔をさらす足江進が(顔を見せようとしてたわけではなく、偶然顔を洗おうとしてただけ)。今まで顔 (額)を見せなかった足江進が自分の前で顔を隠そうとしなかった事に気づいたり、そういえば出会って1年近くも一緒にいたのに顔をちゃんと見るのは初めてだと今更考えたり、大きな傷が有ったことに驚いたりと、表情には出さなくても心の中では動揺する心兵。その間に顔を拭いていつものバンダナ姿になる足江進に、心のどこかでちょっと残念な気持ちが生まれる心兵。なんてねーなんてねー。

・ついに退場の時を迎えてしまった心兵と足江進。いつかはこうなるとは覚悟はしていたけど、まだ現実を受け入れられそうも有りません・・・。でも今は、2人が最期の瞬間まで一緒に行動し、共に戦い、お互いを裏切る事無く、そしてイチャイチャしていた事を嬉しく思います。21巻の初登場時にイチャイチャしてた2人は今月号の最期までイチャイチャしてました。ああ心足やってて良かった・・・心足万歳・・・!
これからも心足妄想は続けますよ!まだまだこの2人の妄想は尽きません!

※すみません思いっきり誤字してました(勢一杯→精一杯)(泣)