アフタヌーン2012年8月号ネタバレ感想

無限の住人のネタバレ感想です。まだまだ六鬼団中心感想で突き進みたい所!ええ!!
今月はちょっと減ページでした残念。


第二百十三幕「寒雷散華(其の二)のネタバレ感想です。

・表紙は子供時代の天津&槇絵。涙を流す天津を槇絵が抱きしめています。最初に見た時に何故か「練造を抱きしめる凛」に見えてしまったのは秘密だぜ!
・天津、槇絵、吐、燎の上に弾丸が雨のように降り注ぐ。素早く鳥居の下に潜り込み避難する天津と、吐でも振りほどけない程の力で抱きつき弾丸から父を守ろうとする燎。吐の盾となり何発もの弾丸を浴び、「放せエ燎オ!!」と言われても血を吐きながら父を抱きしめる。燎の行動は「どんな事をしてでも父を守る」という強い意志の現れなのでしょうが、この行動のおかげで吐は身動きが取れず天津のように素早く物陰に避難する事が出来なくなり2人揃って撃たれまくる結果になってるんですよね。
・相手の為にと必死になって行動すればするほど視野が狭くなり、守るべき相手を逆に窮地に追い詰め結果的に命の危機にさらすという、良くも悪くも「燎らしい行動」と言えなくも無い・・・(汗)
・吐は燎をだっこしたまま鳥居の下まで避難すればいいんじゃね?
・右肩を脱臼した状態でこの力か。腕一本で全力で抱きついてるんだなあ。
・六鬼の中では燎だけは生き残ると思ってたんですが、なんか吐血してるし目は虚ろだし、もしかして燎も退場してしまうのか?そうなったら吐鉤群という人間がこの世に残せる物が本当に何もかも無くなってしまうという事になるんですが。
・そんな銃声は御岳達の元にも届いているようです。できれば御岳には心兵&足江進の遺体を隣同士に並べ整えて、心兵の首をしかるべき箇所に戻し(足江進は無理でしょうが・・・)それぞれの頭部に布等をかけてやって、簡単でも良いから弔ってほしい所です。そんな時間的余裕はないかも知れませんが御岳なら・・・御岳ならやってくれる!御岳はやれば出来る子!!!
・そうなると順番的には「①偽一の治療②心兵&足江進の遺体を整える③吐の元に駆けつける」という事になると思うのですが「①偽一の治療」中の段階で銃声に気づいたという事はその後の「②遺体を整える」という作業をすっ飛ばして吐の元に駆けつけるという流れになってしまうので心兵も足江進も荒篠も放置か!?荒篠はもう・・・放置するしかない状態なのかも知れませんが・・・(泣)
・いや、もしかしたら3人で心兵&足江進の遺体を整えているシーンなのかも知れないよ!このコマの画面外には2人の遺体が!!(心眼)
・銃声を離れた所から聞く卍と、未だ意識が戻っていない凛。蚊帳の外っぷりがハンパ無いけど主役とヒロインなんだぜこの人達。
・凛を休ませる為に小屋に入ろうとしているらしいけど、鍵は開いているのか?でもつい数時間前まで普通の活気にあふれた港だったんだから全ての建物に鍵がかかってる訳では無いのでしょうね。もし鍵かかってても荒篠アームでこじ開ければ良いからそこらへんは心配無いか。やっぱり頼もしいな荒篠の腕は!
・今の所荒篠の腕力は凛を支える事に使われている模様。意識を失ったか弱い少女を支えるなんてやっぱり紳士だな荒篠の腕は!!
・改めて天津サイド。弾丸を浴びて崩れ落ちる槇絵に駆け寄る天津。どうにか崖の下に避難。
・画面奥の方の塊は吐と燎なのでしょうか。
・銃を撃っていたのは英とその部下達だったようです。伴じゃありませんでした。そりゃそうだ。
・恵那達はここに来るまでに三瀦の遺体に出会ったのでしょうか。尸良の事を知る由もないだろうし、彼女達の目には「三瀦は吐率いる六鬼に殺された」と映っているのでは。「六鬼団は無関係で、少なくとも燎と荒篠(と心兵?)は彼女を弔おうとしていたんだよ」と伝えたい。
・例え吐達に対して「三瀦の仇」的な感情を持っていたとしても、それを表に出す事なく状況を冷静に判断し英に意見する恵那がクールで痺れる。
・むしろ三瀦に対して何の仲間意識も持っていなかったからこそ今回みたいな物言いをしているとかだったら更にドライクールで痺れる。
・でも三瀦は恵那の事を呼び捨てにしてたし、一応仲間意識や友情といった物は有ったのだろうと思いますが。
・「殺し損なったというのか・・・あれだけ撃っておいて・・・!」と怒りをあらわにする英。7人がかりで雨のように撃ちまくっても誰一人殺せなかった彼らを見ると、最小の弾数で確実にヘッドショットが出来る伴はやっぱり相当な凄腕だった訳ですね。惜しい人を亡くしました・・・。伴の銃は改造してそうですし、使用する銃の精度とかも関係するのかも知れませんが。
・金の力で那珂湊まで来た事を語る英に対して呆れたような表情の恵那達・・・の中でホクロちゃん(仮)だけが頬を染めながら「カッコいい」とか言っててビックリですよ。新たなオジコン娘が来たよ!オジコン娘大好きですね先生!
・オジコンなのはともかく、対象が英でいいのか?だって英だよ?そしてどこに「カッコいい」と言えるポイントが有ったの?金の力なの?カッコ悪すぎて逆にカッコいいの?(汗)
・足江進もオジコンのカテゴリーに入るんだろうか・・・(娘じゃないけど)
・再び天津サイド。幼い日、2人が初めて会った月夜の回想。まさか今の沙村先生の絵柄で子供時代の2人が見られるとは!
・薄く笑みを浮かべながら「犬が怖いの?」と問う槇絵。泣いている年下の子供(天津)を安心させる為の笑みだとは思うのですが、久誓院家最大のショウの薫とかハルシオンランチの安芸良とかを世に送り出した今の沙村先生の絵柄で描かれると「アンタ犬なんかが怖いの?情けないわねこのヘタレ小僧が」という嘲りの笑みに見えてしまう・・・ごめんなさい槇絵様。
・まさか本当にそういう笑みなのか?
・でも幼い槇絵のイメージって、今までは「心に寂しさを秘めた悲しい目の少女」という浮世離れした儚い物だったのに、今月の回想を見ると意外に現実的でスレてたんですね。この時の槇絵は「私と母さんを追い出したあのオヤジを斬るんだから!」と日々研鑽を重ねていた頃だからちょっとグレ気味だったのかも。そしてその後色々な事が重なって少しずつ絶望していき、最終的に精神が病んでいって今に至ると。
・こうやって改めてこのシーンを見ると、槇絵にとっての天津のイメージは「泣きながら自分の後を追って来る男の子」だったのかも知れません。

・全く関係ないけどいきなり清少念浄レイについて。もしかしてレイって現在むげにんの担当をなさっている女性編集者がモデルなんでしょうかね。
「レイが登場した27巻発売のタイミングで(又は27巻に収められている話のどれかを作成していたタイミングで)前担当から現女性担当に変わって、その女性担当のあまりの厳しさにヘキヘキした沙村先生が、今のむげにんは超厳しい女性編集者の管理下にあるんですよ というアピールの為にああいう設定のレイを生み出した」という勝手な妄想。多分完全に間違ってるでしょうが・・・。
(失礼な妄想をしてしまって申し訳ありません。)
(こんな所見てないとは思いますが。)