「ベアゲルター」ネタバレ感想

もし今のこの世に花田が居たら確実にクーラーのきいた部屋から一歩も出てこないニートになっていたであろうと思わせるほどの暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。昔(昭和初期とか)は「一夏のうち30度を越える日は数日しかない」という気温だったそうですね。江戸時代もそんな感じだったんでしょか。

ちょっと遅くなってしまいましたが、ネメシス夏号に掲載された「ベアゲルター」第9話のネタバレ感想です〜。ざっくりと。


・表紙のあおり文「そろそろ・・・ずべずべイかせてもらうわよ!」を考えた人は徹夜明けとかだったんでしょうか。
・沙村先生が今現在連載している作品は「春スネ」と「ベアゲルター」しか知らなかったのですが、もう1作品有ったんですね。
・前回ラストから引き続きキャッキャウフフしている新堂とセナ。まさかこの人魚プレイのシーンを引っ張るとは思いませんでしたよ。
・そんな2人の前に現れる睫毛。睫毛はケースを奪われたせいで何かしらの制裁を受けているのではと思ってましたが、意外にサラッと出てきましたね。
・新堂による日本の変態オモチャ講座。読んでる方は正直キツいです先生(汗)睫毛「日本は好きだけどポルノに情熱をかける所は嫌い」ジャパニーズヘンタイで本当スミマセン(汗)
・それより水中で呼吸出来る(ように見える)メカニズムの方が気になります。
・ここでセナの意外な過去が判明しました。セナは両足を失っており、それには睫毛が関係しており、過去には中国(の見せ物小屋?)にいた事があり、今は睫毛の顔を顔を忘れている。単純に考えるなら、セナは睫毛のせいで足を失い、現在は記憶を失い心の平和を手に入れている という事になるのでしょうか。
・睫毛達側からだと敵は「白人1人(トレーネ)と東洋人4人(忍・岩縋・海燕杉戸)」という認識なんですね。睫毛達に存在を知られていないソリがキーパーソンになったりする展開が有るかも!?
・奪われたケースが競合企業の手に渡る可能性が有るかもという言葉に、「あのままではどう見てもただの胎児の死体だし問題ない」と余裕を見せる社長(変なマスク)。胎児の死体がパック詰めされてる時点で大問題なんじゃ・・・胎児のパック詰めが「その程度」扱いされる世界でそれ以上の事を計画してるという訳ですかね。
・以前やった考察がゴミ考察に!(涙目)
・1巻で東がしかけた「札束の間の超音波発生器」に(石婚島でのトラブルが終わった後に)気づいた新堂。次回は新堂VS東が来るか?
・場面変わって忍&ト・・・じゃなくてナミ(仮)。普通に働く殺人者と、その横で冷や汗垂らす元ホームレスinオカマバー。真実を書いているはずなのに「何いってんだお前」と叱られそうなありえなさよ(汗)
・壁にメニューがかかってるんですが、「失われし車輪(1600円)」やら「支配の玉座(2000円)」やらで一体何が出てくるのかさっぱり判らないよ!と・・・とりあえず一番安い「水精の時間軸(800円)」を頼んでみて様子を見るか・・・?なんだかただのミネラルウオーターのような気がする・・・
・左目に医療用眼帯をつけ、右手に革手袋をはめて働くナミ(仮)。眼帯は「結膜炎だから」と言ってますが、右手の手袋はどう言ってごまかしたんだろうか。水仕事中でも外さない手袋は衛生面的な意味でサザエママに怒られるんじゃないのか。スルーされてるけど。
・しかし外した眼帯&手袋の下には傷のない目(結膜炎)と素肌の手が有りました。人違いだった?と混乱する忍。
・足江進のバンダナに私用されていたスクリーントーンが大活躍です。
・「写メ撮って岩縋さん達に送りつけてみるか?ってメアド訊いてないや」と思い悩む忍。もう関係のなくなった組織の人間にわざわざ自分から関わろうとするお人好しっぷりが可愛らしい。まあ単純に自分が抱える疑問を解決したいだけなのだろうとは思いますが、それでも東側から見たら「自分達の組織への情報提供者」になる訳で。もう本当に東の組織に入っちゃえよ忍。
・ここで忍が名前を思い浮かべる相手が岩縋さんってのがマジ岩縋さん。頼られてるよ岩縋さん。本編では直接会話したシーンが殆ど無いし海燕の方がまだ会話してた筈なのに何故。単にあのメンバーの中で最年長っぽいからか?
・岩縋は指が太くてスマホのボタンを押そうとしても周りのボタンまで一緒に押してしまうんだよ。それを見かねた海燕が「岩縋さん、これを使えばどうですか」って岩縋にタッチペンを渡すんだよ。そして岩縋は「おお!こりゃあ良い!(喜)」って感動して以降タッチペンでメール打つんだよ。よしコレだ!
・探りを入れてるうちに段々と「本当に人違いだったらナミ(仮)をうんと可愛がろう」と、まるで妹(家族)に対する感情のような物まで抱きつつある忍。強がっていても忍は天涯孤独な身上で寂しい思いをして来たんだろうなあと思わせます。いや島に叔父さんが居たか?
・もしかしたら疑ってしまった罪悪感から「優しくしよう」と考えているのかも。
・これで一応平和な日常が手に入り・・・ませんでした残念!ナミ(仮)はやっぱりトレーネでした。トレーネの方は既に忍の事を「あの時の仮面の女」と見抜いていたようです。顔じゃなくて体つきで。凄いな。
・そしてトレーネは女でもOKな人なのか(汗)
・左目はメイク、右手は皮膚に見せかけた手袋でした。一瞬「あの傷を完全に隠している上に人形作家ですら見抜けない特殊メイク技術スゴイ!」と思ってしまいましたが、よく考えたらあの義手の方がよほどスゴイよね。
・「アナタは石婚島の本当の姿を知らなくてはいけない」とトレーネに言われ、自分を襲った女と二人きりで実家に小旅行する事になりそうな忍。文章だけだとまるで百合マンガのようだな!
・次回は新堂VS東、トレーネ&忍の二人旅、石婚島の秘密公開(?)と見所一杯になる予感。岩縋&海燕&ソリの出番も有るか?
・しかし「春スネ」や「ベアゲルター」を見てると、「アレ?無限の住人ってもしかして物凄くクリーンな世界での出来事だったんじゃね?」という錯覚に陥りますね。あくまで錯覚であって実際はそういう訳ではないのですが。尸良とか完全にアレだし。
・足江進の過去話もリンチされたり目玉くり抜かれたりして(さらに骨折とか傷とか負っていたでしょうし)かなりボロボロだったと思いますが、もしこれが「春スネ」とか「ベアゲルター」とかの世界だったらリンチ&目玉一つ程度じゃすまなかったんじゃないだろうかと思わずにはいられない・・・色々な・・・色々な意味で・・・(震)