ベアゲルター 第15話ネタバレ感想

ベアゲルターの2巻は今年中に発売予定だそうですよ!今年!今年・・・のいつだ・・・(汗)
ちょっと過ぎてしまいましたが、ネメシス最新号の「ベアゲルター」ネタバレ感想です。


・ベアゲルター第15話「十二点半(シーアルティエンハン)」の感想です。表紙はゴスロリ女王様なソリちゃん。それにしてもアオリ文「アイム・ソーリー、ゴス・ローリー。」「おもてなっしんぐ(おもてなし+ing)」ってどうした編集部何があったんだと言わずには居られない何かがこう・・・(笑)
だがそれがいい(真顔)
・それぞれが違う娼館に潜り込んだ3人娘でしたが、今回はソリの様子からスタートです。室内を吟味していますが、備えられた道具は音ばかりが大きいムチとか熱くないロウソクとか、どれも「お遊び」の範囲を超えない物ばかりでご不満らしいソリ。そこに客第一号、平凡なオタク風の青年が入室です。ヒドイ目に会う予感しかしない。
・ソリが潜入していたのは「ナダムホテル」。1巻の最後の方で忍達が名乗った例のホテルですね。この店は客を「馬」として扱う店。ナーダムというのはモンゴルの祭りの名前だそうです。
・店はSMっぽいですが、でもまあそこはソリだから余裕、というかプレイどころではない本気の拷問がスタートです。部屋に設置されてる道具では生温いと、壁にかかっていた油絵のキャンバスに使われてる釘を数十本引き抜いて床に剣山状に固定して客の足を乗せ、さらに足の甲の上にソリ自身が全体重を乗せるなんて、ソリは独創性豊かな子だナー(震)
・器物破損の上「お客様」に必要以上の怪我をさせたソリは廊下で支配人に怒られます。一応接客業だから・・・
・トレーネ、ソリが潜り込んだ娼館を見ていると、忍がいた場所がマトモな店に見えてくる不思議(気のせい)。
・しかしそんなソリを見込んで厳ついスキンヘッド大男、不二が声をかけてきました。どうやらこの店の常連客のようですね。
・この不二という男、さっきの剣山責めを余裕で受け流すとはホンモノのアレだぜ!
・不二の幼き日の母との思い出。千枚通しで子供の体にプスプスと穴を開けるという恐ろしい虐待をした一時間後には「おお可哀想に」と言いながら傷口をペロペロと舐める母親だったそうで・・・。そんなアメとムチのおかげで今となっては「こういう行為」に郷愁を感じるようになってしまったという。「プスプス」と「ペロペロ」の語感がコミカルでありながらも恐ろしい過去。
・ソリを気に入り、「一晩中こういう事して遊ぼうや」と笑う不二。しかしソリが持ってきた「私の考えた拷問ノート」の内容を見て流石に冷や汗です。あのマルイの紙袋の中にはそんな物が入ってたのか。しかも4〜5冊・・・可愛らしい絵柄で恐ろしいオリジナル拷問が描かれているというギャップがまた怖い。東京から鳥取に来た時点ではまだ石婚島に向かう(娼館に潜入する)予定がなかったハズなのに何故これを持ってきたのか。肌身離さず持ち歩かないといけない乙女の七つ道具なのか。そして何故普通のカバンではなくマルイの紙袋に入れているのか。もしかして石婚島に向かう事になってから描き溜めたノートなのか!?
・場面変わって夜明け前の海辺。明けきらぬ空を眺めながらタバコに火をつける忍。うおーカッコイイ!絵になるなあ。
・そしてトレーネとも合流。トレーネは運良く「目当ての客」に接触できたようです。台詞の中だけの報告なのでどんな人物なのかはまだ不明ですが、この先大きく状況が変化する予感がしますね。「殺してやろうかと思ったけど」と殺気を含む笑顔で語りますが、そこは今後のため、そして忍達と「一蓮托生」である今の状況のために踏みとどまったようです。
・そしてさらに合流するソリ・・・と不二(馬)。あれだけ足の裏を穴だらけにされたのに普通に歩いて来る不二さん流石っす。
・ここで不二の正体が判明。関西慈悲心会の若頭補佐だと!?この役職は1巻で杉戸が睫毛を欺くために語った役職ではないですか。本人キタ!
・しかしそうすると、ナダムホテルを知っている睫毛が若頭補佐本人(不二)も知っている可能性もあったハズ。しかもナダムホテルの名を口にする女が「馬」でなく「犬」を連れている事に対して疑問を持った可能性もあった訳で。そんなグダグダな状態の忍&杉戸が睫毛を欺けたのは本当に運が良かったんですね。
・そんな素人レベルのグダグダすら見抜けなかった睫毛はプロとしてそれでいいのか。き・・・きっと「コレが終わったら一平ちゃんを食べる!」という目標のせいで頭が回らなかったんだよね・・・(笑)もしくは諸々のグダグダを感じながらも血液検査の結果だけで「まあいいや」と全てを認めたという事なのかもしれない。
・でもよく見るとあのシーンで忍達は「犬」というキーワードを口に出していないので(犬という言葉が出てくるのは心の中の台詞のみ)ギリギリセーフか?杉戸のスタイルも馬と言い通せば馬に見えない事もないかもしれないし・・・?
・そして忍達に「ナダムホテルは女王と犬の店」という情報を流した東ェ。
・杉戸が今どこに居るのかはまだ不明ですが、正体(懸巣組)を隠すために今回も「関西慈悲心会の若頭補佐」を名乗ってたりしたら色々アウトなのではなかろうか。
・関西慈悲心会って忍達(懸巣組)と敵対する組織なんですが、この出会いが吉と出るか凶と出るか。
・それにしても潜入した先がそれぞれに合った(といって良いのか解りませんが)店なのが奇跡。3人を手配した担当者はやり手だな。
・もし厨生が接触した相手が忍じゃなくトレーネだったら新たな可能性が生まれてたかもなー。でもその場合、忍は石婚島の真実を知ることが出来ず、トレーネは目的の人物に接触することが出来ず、ソリも馬を手に入れられなかった訳で。いや馬は別にいらないような気もしますが。
・前回忍が予定した通り、忍の生まれた村に向かう3人+馬。噪天会か地元の振興会が建てたらしい新たな建物(娼婦や客のためのもの)が目出つ。地元に帰るたびに建物が減っているのとどっちがマシだろうか。
・そして忍の生家に到着。表札には「早川」の文字が。おお、こんな所で忍のフルネームが判明。
・しかしその家には何故か照明がついていました。忍は唯一の肉親である母親が亡くなってから島を出たので現在は誰も住んでいない筈なのに。誰かが勝手に住み着いているという状況に怒りの表情を浮かべる忍。家を出て故郷を捨てたとはいえ、やはり「実家」という物は特別な聖域なんですよね。
・誰が住み着いているのかを確かめるために引き戸を開ける忍。そして暗闇の奥から聞こえる「おや 忍ちゃんかい?」の声・・・もしかして忍の家に勝手に住み着いているのは前回出てきた弁髪(仮)&マツコ(仮)&忍ちゃんなのか?(※ 大人の方を「忍」、セーラー戦士ちゃんの方を「忍ちゃん」と表記しております)
・前回のタイトル「家族」って、弁髪(仮)&マツコ(仮)&忍ちゃんが一つの家に住み着いている(本人達の意思はともかく、一応家族のように生活している)という意味も含まれていたのでしょうか?
・もしかして忍ちゃんの名前って、この家に住み着いた時にマツコ(仮)から「おや〜この部屋に置いてあった教科書に忍って書いてあるねぇ じゃあアンタは今日から忍って名乗りな!」みたいな感じでつけられたのかもしれない。ついでにあのセーラー服は忍が実家に残していった私物?
・ついでにマツコ(仮)が着ていたサリーは生前の忍母が必死で隠していた趣味のコスプレ衣装とかだったらどうしよう。このタイミングで亡き母の隠れた趣味を知ってしまう忍の心中やいかに(妄想)でも逆に全く隠してなくて、サリー姿のマツコ(仮)を見た瞬間に「なんで母さんの普段着を勝手に着てんだよババア!(怒)」となる可能性も(妄想)
・「忍ちゃんかい?」の台詞からすると、忍ちゃんは今はこの家にはいないという事ですね。
・前回廚生が忍ちゃんに斬られたのは忍との会話を盗聴(?)されたのが原因だと思うのですが、それだと廚生と一緒に居た忍も怪しまれる筈。もしかして今も誰かが忍達を監視しているのかも。むしろ町中に監視カメラが設置されているのでは。
・ところで今回のタイトル「十二点半」の意味が判りませんでし・・・たっ・・・